Rheinmetallの子会社Pierburg、燃料電池車用電気カソードバルブを受注

新鮮な空気と排気の流量を制御
Rheinmetallは14日、子会社であるPierburg GmbHが、ドイツの高級自動車メーカーから、燃料電池車で将来使用される電気カソードバルブの大型注文を受けたことを発表した。

Rheinmetallは、新しいドライブラインシステムのために、自動車製品のポートフォリオを体系的に補完している。電気自動車用の製品に加えて、現在の開発努力には、燃料電池などの代替パワートレイン用のコンポーネントが含まれている。

これに関連して、ラインメタルは、燃料電池スタック内で消費されていない水素用の再循環ファン、400と800の電圧用の特殊クーラントポンプ、電気バルブ用を開発している。

受注した電気カソードバルブの革新的な電動フラップシステムは、Pierburgのベルリン工場で開発されたもので、新鮮な空気と排気の流量を制御するためと、燃料電池スタックの非常にしっかりとしたシャットオフのために使用される。車両の生産は、2022年に開始される予定となっている。

このプロジェクトにおいて、Pierburgは、特に、数年前に初めて燃料電池カソードバルブが開発されて以来、スロットルと制御バルブの開発者と製造者として、長年の経験から利益を得ることができる。

水素や高純度の水に耐性
一方、燃料電池スタックの広い容量範囲と、その結果としての空気量要件を考慮して、重さがたった300グラムで、内径が25ミリメートルの、非常に小型軽量なプラスチックバルブに加えて、直径57ミリメートルまでのカソードバルブが開発された。

したがって、カソードバルブは、1時間あたり最大750キログラムの空気量と、最大400kPaの絶対充填圧力を提供できる。この用途のために特別に選ばれ、組み合わされた材料は、水素および高純度の水に対して必要な耐性を保証している。

新しいカソードバルブには、十分な予備電力を備えた電動モータードライブが含まれている。カソードの水分豊富な排気側では、霜が付いている状態でも機能障害が発生しないように、必要な動作信頼性を提供する。

スタック遮断弁として使用するために、そのようなシール目的での高い安定性を持つエラストマーの使用を含む多くの特徴が、特に微少漏えいに関して開発されてきた。

(画像はプレスリリースより)


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