HELLA、関連会社が中国のNebula Link社と提携
インテリジェント車両インフラストラクチャ協力システム
HELLAは、同社のインキュベーターであるHELLA Fast Forward上海と、次世代のインテリジェント交通システムとインテリジェントコネクティッドビークル(ICV)技術に特化したハイテク企業であるBeijing Nebula Link Technology(以下、Nebula Link社)との間で、投資に関する同意書にサインしたことを発表した。これに基づいて、両社は、自動車分野でのIoT(IoV)に向けた先進ソリューションで協働し、中国においてインテリジェント車両インフラストラクチャ協力システムを推進していく。
調印式で、HELLAの中国におけるエレクトロニクス事業の責任者であり、自動運転に関するグローバルプロダクトセンター長であるFrank Petznick氏は、次のように述べた。
「HELLAは、中国市場で長年にわたり活動しており、我々は、一貫して、自動車市場の主要トレンドに沿って事業を行ってきた。Nebula Link社との提携によって、我々は、中国向けのV2Xの開発に焦点を当てて貢献し、自律走行に向けたさらなるステップとなるための機会を得ることができる。」(プレスリリースより引用)
一方、Nebula Link社のCEOであるPan Jun氏は、次のように説明する。
「HELLAとの協力により、自動車から道路まで、我々の利点をお互いに補完することができる。インテリジェント車両インフラストラクチャ協力システムと、インテリジェントなセンサとシステムの統合は、単一車両のインテリジェンスに存在していた死角を無くすことができ、それは、安全で効率的、快適なインテリジェント走行の開発を可能にし、高度な自律運転のハードコアになる。」(プレスリリースより引用)
中国で発展するスマート輸送
インテリジェントコネクティッドビークルは、中国で急速に開発されており、V2Xと5G技術のさらなる発展によりスマートな輸送を実現する。これに関連して、特に高度で完全に自動化された車両も、V2Xのコラボレーションを必要とすることから、人間、車、道路、クラウドは、旅行を安全で効率的、快適にするために、高度に統合される必要がある。
HELLAの製品ポートフォリオは、様々な主要コンポーネント、レーダーセンサ、フロントカメラソフトウェアを含む、車両の環境認識に向けたソリューションなどがある。
中国のハイテク企業として、Nebula Link社はコアとなる研究開発チームを持ち、特に車両インフラストラクチャ協力システムの分野において、主にV2Xの開発に焦点を置き、V2X搭載機器、ロードサイドシステム、車両協力安全走行のソリューションを提供している。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
HELLA Press Releases
https://www.hella.com/