ボルグワーナー、AWDカップリングを最適化

クラス最高の機能・性能に
8月22日、ボルグワーナーは、最新世代の前輪駆動(AWD)カップリングが、コンパクトブラシレスDC(BLDC)モーターと高集積回路により最適化されると発表した。

集積回路によるブラシレスDCモーターの最適化は、AWDカップリングに業界を牽引するダイナミクスと耐久性をもたらす。燃焼機関、ハイブリッド車、電気自動車向けシステムにおいて、新たなクラスのアクチュエータが創出できるという。

軽量化と効率性・耐久性の向上
ボルグワーナー社内設計のブラシレスDCモーターは、従来のAWDカップリングに比べて耐久性が高く、軽量化デザインが採用され、約15%の軽量が実現した。軽量化・ハイパフォーマンスデザインにより、クラス最高の応答時間、トルク密度・精度となり、車両操縦・安定性・トラクションは向上する。

また、ハイストップ/スタート機能が備わり、エコモードの重要な鍵となる。モーターコントロールアルゴリズムはシステムを最適化し、ハイブリッド車やピュア電気自動車に新たなアクチュエータアプリケーションを導入できる。

パワードライブシステムズ社長兼ジェネラルマネージャーのステファン・デメール(Stefan Demmerle)博士は、抜群の耐久性を備えた省燃費ストップ/スタートシステムの機能・性能を向上させるべく、ボルグワーナーは最先端技術の革新や開発に取り組み続けると述べる。

エネルギー効率の向上
AWDカップリングは、2つの車軸間の速度差とは無関係に働き、路面状態や車両荷重分布に応じてロッキングトルクが生まれる。ドライバーにとって、あらゆる速度、あらゆる状況においてバランスの取れたトルク制御が可能になる。

DCモーターの稼働寿命はブラシシステムや整流子の摩耗に影響されるが、ブラシレスDCモーターには完全に排除されている。トルクトランスファーが不要の場合、エコモードになり、モーターは完全に止まり、エネルギー消費は削減する。摩擦ディスクパックへの潤滑フローにより、オイル消費を最小限に抑えられる。

(画像はプレスリリースより)


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BorgWarner
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