コンチネンタル、インドのマニーザー工場を拡張へ

車両安全のための様々な制御ユニットを生産
コンチネンタルは、最近のインドにおいて、高まる安全や排出規制による需要に対応するために、マニーザー工場に新しい生産ラインを拡張する。

コンチネンタル・インドのマーケット担当責任者であり、コンチネンタル・オートモーティブ・インドのマネージングディレクターであるPrashanth Doreswamy氏は、コンチネンタルは、様々な市場にわたる統合された交通安全技術の熱心に取り組み、推進してきたと言及し、次のように述べた。
「インドにおける交通関連の死亡者数は、他の市場と比較して、非常に高い。このため、この地域における交通安全技術に焦点を置くことは我々にとって非常に重要である。安全技術の幅広いポートフォリオによって、我々は、インドと世界の市場のOEMが、最適なレベルの車両安全を達成できるようにサポートしている。」(ETAuto.comより引用)

また、コンチネンタル、インド向けパッシブ・セーフティ&センサービジネス部門の責任者であるSukhdeep Sandhu氏は、「コンチネンタルは、様々な場所で、プロセスとコンポーネントを標準化することに一貫して取り組んできた。昨年、我々は、グルガーオン工場による電子ブレーキシステムの生産が100万台を達成し、また今年、エアバッグ制御ユニットの生産でも100万台というマイルストーンを達成している。そして、この機会に、月に100万台のスピードセンサーを生産するというフル生産の稼動を達成した。これは、1年で、1,200万台以上のスピードセンサーユニットを生産するという目標に達している。」と説明した。

さらに、Sandhu氏は、次のように語った。
「これらの達成は、コンチネンタルが車両安全に取り組んでいることを示している。また、増大するOEMの要求に対応するために、生産能力を急速に拡大している。」(ETAuto.comより引用)

車両安全の法律や排出基準規制に準拠
2019年4月に施行される車両安全の法律により、アンチロックブレーキシステム(ABS)ユニットの需要は急速に増加している。

車輪の速度センサーからの信号は、ABSや電子安定性制御(ESC)などの制御システムに不可欠である。この情報は、車輪のスピンやロックを防止するために使用され、車両の安定性とステアリングのレスポンスを維持するために適切な制御アクションが行われる。

さらに、2020年4月に、インド政府による排出基準であるBharat Stage VIが実施されると、排出基準に関して、アップグレードをサポートするための高度な技術が必要となる。

そのため、排気ガス規制の遵守と燃費の低減を可能にしながら、点火と噴射時間を制御するために、エンジン管理システムに情報を提供するので、エンジンスピードセンサーは非常に価値を持つこととなる。

(画像はETAuto.comより)


▼外部リンク

ETAuto.com
https://auto.economictimes.indiatimes.com/

Manufacturing Today
https://www.manufacturingtodayindia.com/

THE MACHINIST
https://www.themachinist.in/