ボルグワーナー、IAA 2019でeモビリティのための最新技術ポートフォリオを展示
多様な市場の課題に適応する幅広いソリューション
ボルグワーナーは、9月10日から、ドイツのフランクフルトで開催される第68回国際モーターショー(IAA)において、電動化のための最新の技術ポートフォリオに焦点を当てた、クリーンでエネルギー効率の良い世界に向けたソリューションを紹介する。同社は、今年のIAAのテーマ「Driving Tomorrow」の下で、最新バッテリーパック・P2ハイブリッドモジュール・eAxle・iDM・革新的なeTurbo技術を含むeモビリティ向け製品の完全なポートフォリオ、電気モーター、バッテリー、トランスミッション技術、パワーエレクトロニクス、熱管理システムなどを展示する。
ボルグワーナーの社長兼CEOであるFrédéric Lissalde氏は、次のように説明する。
「モビリティは、現在ほど目覚ましくて多様なものでは無かった。自動車業界は多くの課題に直面していることから、我が社は、高効率の内燃エンジン、様々なハイブリッド設計、完全電気自動車システムの技術を含む幅広いソリューションを提供している。最先端の技術の幅広いポートフォリオにより、我が社は、この多様な市場の需要に適応し、世界中の自動車メーカーをサポートすることができる。」(プレスリリースより引用)
電気自動車向けコンパクトバッテリーパック
今年のIAAにおいて、ボルグワーナーは、製品ポートフォリオに追加された最新製品とともに、eモビリティへ移行するための設計された最先端のシステムである電気自動車向けのコンパクトバッテリーパックを展示する。これは、コンパクトな設計で卓越したエネルギー密度を実現する、円筒セルを標準装備しており、独自の熱工学とバッテリー管理を組み合わせることで、これまでにない範囲と性能を実現している。スケーラブルな設計により、カスタムモジュールを使用する顧客に向けた市場投入を迅速化できる。
また、統合ドライブモジュールであるiDMも展示する。このシステムソリューションは、特別に開発されたパワーエレクトロニクスと電気モーターおよびトランスミッションテクノロジーを単一のコンパクトパッケージに組み合わせたものである。
ハイブリッドモジュールやeTurboも展示
その他の重要なシステムとして、モーターまたはトランスミッションを変更せずに、既存の内燃エンジンによる車両をハイブリッドアプリケーションに変換する柔軟性を車両メーカーに提供する、オンアクシス/オフアクシス P2ハイブリッドモジュールも紹介する。また、48Vソリューションは、完全な電気駆動や、停止/開始や回生ブレーキなどのハイブリッド機能を可能にすることにより、ハイブリッド化の迅速な市場投入を促進している。
さらに、タービンと同じ単一のシャフトに取り付けられたeマシンモータージェネレーターを備えたターボチャージャーであるeTurboも展示する。eマシンは、アシストが必要な場合、ターボシャフトを回転させて、ほぼ瞬時にトルクをブーストするが、必要以上に多くのタービンエネルギーが排気流から生成されると、これを電気エネルギーに回収するものとなっている。
(画像はプレスリリースより)
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BorgWarner Press Releases
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