ベントラー、中国「Evergrande Auto」向けにエレクトリックドライブシステムの連続生産を開始

エレクトリックドライブシステムの提供
9月4日、ベントラーは、中国エバーグランデグループの「Evergrande Auto」向けにエレクトリックドライブシステムの連続生産を開始すると発表した。

「エバーグランデ(恒大集団)」は中国大手の不動産会社であるが、今年初め、中国の電気自動車市場に参入する意向を表明した。ベントラーと「Evergrande Auto」は、9月2日、本社(中国・深セン)にて契約に調印し、電気自動車向けのシリーズ対応プラットフォームソリューションとして、ベントラー製エレクトリックドライブシステムの力を実証した。

初となる電気自動車の連続生産を実現
今回の調印より、「Evergrande Auto」は、ベントラー製エレクトリックドライブシステムを電気自動車シャーシアーキテクチャの基礎として実装し、電気自動車の開発プロセス加速を目指す。実装化の準備は整っており、自動車メーカーによる複数年に亘る開発およびテストサイクルが不要となる。

結果的に、「Evergrande Auto」は、世界において、初となる電気自動車の連続生産を実現することになるという。

2社にとって有益な提携
ベントラー エレクトリック・モビリティ事業部ヴァイス・プレジデントのマルコ・コルマイアー(Marco Kollmeier)氏は、実際の条件下にて、ベントラー製エレクトリックドライブシステムに機能・性能、パフォーマンスをもたらすと「Evergrande Auto」との契約調印の重要性を説明する。

「Evergrande Auto」のような顧客は、拡張性のあるカスタマイズされたeモビリティソリューションを求めるゆえ、開発時間が短縮され、成長が加速するという。

一方、エバーグランデグループのホイ・カ・ ヤン(Hui Ka Yan)会長は、ベントラーとの提携により、エバーグランデの新たな電気自動車は、世界クラスのコア技術と一流の製品品質に向けて進化していると述べる。

ベントラーに対して、包括的な自動車ノウハウ、高度かつ差別化されたエンジニアリングの専門知識に加えて、広範囲に及ぶeモビリティのノウハウを持っていると称賛している。

(画像はプレスリリースより)


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