シェフラー、自動運転システムの量産化に向け様々な分野での活用を促進
自動運転システムの量産化に向け
シェフラーは9月9日、IAAで第3世代スペースドライブテクノロジーと、機能を拡張した「ムーバー」を展示すると発表。産業・農業・救助作業への展開も考慮し、2021年の量産化を目指すとしている。自動運転の「移動」から「活用」へ
今回展示するのは、自動運転制御システムのドライブ・バイ・ワイヤ。車両のステアリング、アクセル、ブレーキ機能を操作するトリプル冗長電子インターフェイスを備えた先進的なシステムで、車両の快適性・安全性を追求したものだ。同社では、これまでの「人の移動」という自動運転の概念から、草刈り機・採掘・レジャー・消防や救助など、様々な分野への活用を促進。2021年を目処に市場に投入する予定だ。
最近では中国の湖南省と投資契約を行い、巨大メトロポリタンセンターでの利用が決定されている。
省スペースで多機能な自動運転を体感
また今年発表されたコンセプトカー「ムーバー」の、バーチャルシャーシを実施。同車両は8月、ドイツの連邦運輸デジタルインフラストラクチャー省からモビリティ賞を獲得した。この車両はドライブ・バイ・ワイヤを実装し、走行に必要な全てのコンポーネントを単一のユニットに統合。省スペースでも最大90度の方向転換や乗客の乗り降りを考慮した駐車を実現する。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
シェフラーのプレスリリース
https://www.schaeffler.com/