三菱電機、次世代の運転支援技術を盛り込んだ「EMIRAI3 xDAS」を開発

最新のHMI技術を搭載、運転支援に大きく貢献
三菱電機は8日、次世代の運転支援技術を搭載したコンセプトカー「EMIRAI3 xDAS(イーミライスリーエックスダス)」の開発に成功したと発表した。

「EMIRAI3 xDAS」の特長として挙げられるのが、快適な操作性を実現する最新のHMI技術を搭載している点。具体的には、複数の液晶パネルを貼り合わせた「マルチボンディングディスプレイ」を速度メーター・センターディスプレイ部分にそれぞれ採用。合わせて、操作中の視線移動を低減する「視線移動低減HMI」も用いられている。

加えて、10m以上離れた位置を立体的に表示できる「3D-HUD(スリーディーヘッドアップディスプレイ)」も搭載。またウェアラブルデバイスの振動機能により、車からの通知を直感的にドライバーに伝えることが可能だ。

「第44回東京モーターショー2015」にて公開予定
その他にも、「EMIRAI3 xDAS」はドライバーの様子をもとに運転状況の把握や安全運転・先読み支援を行えるほか、クラウドとの連携によるデータ収集も運転支援に活用。

さらには灯火制御技術を用いた路面ライティングにより他の車や歩行者に運転意図を通知する機能も併せ持ち、三菱電機はこうした「EMIRAI3 xDAS」について、“安全で快適な車社会を実現する”ものであると説明している。

三菱電機は2013年の東京モーターショーにて運転支援系コンセプトカーの「EMIRAI 2 xDAS」を公開していたが、今回、さらに進化した運転支援機能を搭載した「EMIRAI3 xDAS」もまた、10月29日から11月8日にかけての「第44回東京モーターショー2015」において出展が予定されているとのことだ。

(画像はニュースリリースより)


▼外部リンク

三菱電機 ニュースリリース
http://www.mitsubishielectric.co.jp/news/2015/1008.html