HELLA、電気およびハイブリッド車向けブレーキ流体製品の範囲を拡大
電気自動車とハイブリッド車の高度な要求に対応
HELLAは、独立アフターマーケットのHella Pagidが、電気およびハイブリッド車向けブレーキ流体製品の範囲を拡大することを発表した。電気自動車とハイブリッド車の世界的な増加、およびこれらの車両に対する特別なシリコンベースのブレーキ液関連製品の需要増加に対応するために、Hella Pagidは新製品「DOT 5.1 EH」の導入に取り組んでいる。
Hella Pagid、シニアセールス&プロダクトマネージャーであるChristian Berlich氏は、次のように説明した。
「電気およびハイブリッド車向けブレーキ流体製品を拡大した新しいDOT 5.1 EHによって、我々は時代の流れを把握し、ブレーキ流体製品の幅広いポートフォリオについて、さらに未来志向のターゲットを絞った拡大を行い、DOT 4、DOT 4 LV、LHMを介してDOT 5.1に至る流体を提供している。それは、あらゆる乗用車のタイプと商用車をカバーすることができる。」(プレスリリースより引用)
低い伝導率、高い防食性など高性能を提供
DOT 5.1 EHブレーキ流体製品は、最低260度と180度の乾燥および湿潤沸点、低い伝導率、高い防食性、マイナス40度で750 cStという低い最大粘度などの特徴を持っている。したがって、この製品は、DOT 3からDOT 5.1まで、すでに使用されているブレーキ流体製品のほぼすべての仕様を上回り、今日の電気自動車の車載電子機器における高度な要求を満たすために最適なものとなっている。
現代の電気自動車とハイブリッド車における回生ブレーキ技術によって、こうした車両のブレーキパワーの一部は、センサーシステムと電気モーターの回生によって予測的に実行される。
この事実のために、ブレーキシステムは、特に自発的に必要な場合100%機能する必要がある。このため、DOT 5.1 EHブレーキ流体製品は、防食性が向上している。
トルク損失のない加速によって、電気自動車は最短時間で高速に到達する。こうした速度から迅速に停止するためには、平均以上の乾燥および湿潤沸点でも常に保証される、高いブレーキ性能が必要である。
(画像はプレスリリースより)
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HELLA Press Releases
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