ZF TRW、統合型ブレーキコントロールシステムの量産を2018年より開始

多くの機能を一体化したシステム
大手自動車部品サプライヤーであるZFのアクティブ・アンド・パッシブ・セーフティ・テクノロジー事業部のZF TRWは8日、統合型ブレーキコントロール(以下、IBC)システムの受注を獲得したと発表した。

IBCシステムとは、真空システムに依存しない技術を利用することにより、性能の向上と同時にブレーキシステムの簡素化を実現するものである。

IBC は、真空ブースター、関連ケーブル、センサー、スイッチ、電子コントローラーからなる横滑り防止装置 (ESC) システムの機能に加え、低バキュームまたは非バキュームコンフィギュレーションに求められる真空ポンプの機能を一体化した統合ブレーキシステムである。

自動運転の機能もサポート
このIBCは、Aセグメントから大型のSUV車両までに幅広いモデルに適応させることができるソリューション。また、IBCを採用することで燃費向上、CO2の削減、自動緊急ブレーキ、自動運転の機能を向上させることが可能となる。

IBCはそのパッケージングとサイズも大きな特徴で、従来のブレーキシステムと比較すると25~30パーセント軽量化されている。

ZFは、2018年よりIBCシステムの量産を開始して、主要な自動車メーカーに納入する計画だ。従来のブレーキによる安全性の機能に加えて、自動運転機能もサポートしていくシステムとなる見込み。

(画像はニュースリリースより)


▼外部リンク

ZF ニュースリリース
http://trw.mediaroom.com