デンソー、ミシガン大学ラストマイルモビリティコンテストを後援

ラストマイル配送ロボットのニーズに最適なアプローチ
デンソーは、ミシガン大学のロス・スクール・オブ・ビジネスにおけるラストマイルモビリティコンテストの後援をしている。

同社は、参加する経営学修士課程の学生に対し、急速に出現しているラストマイル配送ロボットのニーズに最適にアプローチする方法についての新しいアイデアを提案するように要求した。

コンテストを後援することによって、イノベーションを促進するというデンソーの取り組みのサポートとなるだけでなく、将来の労働力を指導し、サポートするユニークな機会が提供された。

コンテストで、14チーム、70人の学生は、ラストマイルモビリティについての重要性の高まりや、デンソーが、マイクロモビリティサービスプロバイダーであるBond Mobilityに出資していることなどについて説明を受けた。

その後、チームには次の3つのタスク、「自律走行による配送業界における新たなビジネスチャンスの分析と評価」、「経常利益を生み出す企業間取り引き(B2B)または企業と消費者(B2C)サービスに焦点を置いた1-2のビジネスアイデアを開発」、「実装のためのビジネス戦略とコーポレートアクションを考案する。」が割り当てられた。

デンソー、北米研究エンジニアリングセンターの副社長であるPat Bassett氏は、次のように述べている。
「このコンテストでロス・スクール・オブ・ビジネスと協力することにより、デンソーが情熱を注ぐ2つの事項が可能となった。1つ目は、研究開発戦略の鍵となる新鮮な視点から創造的な思考を推進したことで、2つ目は、これらの優秀な学生に対し、モビリティにおける面白いキャリアに彼らの才能を適用させる方法についての実例を示すことである。」(プレスリリースより引用)

受賞者は2人
そして、ロス・スクール・オブ・ビジネスの教授2人とデンソーの従業員4人からなる審査員会は、2人の受賞者を選んだ。優勝チームは、最適化された輸送車両管理と自律走行による廃棄物収集を中心とした先進技術のコンセプトという独自のアプローチが評価された。

ミシガン大学、ロス・スクール・オブ・ビジネスのMBAプログラムの非常勤マネージングディレクターであるPatricia Russo氏は、次のように説明した。
「ケーススタディのコンテストにより、学生は、授業で習ったことを実際のシナリオに適用することができる。デンソーとの協働は、今日の技術を超えて、自動運転およびコネクテッド車両技術に関する進歩により、モビリティの未来はどのようになるかを考える必要があることから、特に興味深いものである。」(プレスリリースより引用)

デンソーのキャリアについて説明
デンソーとミシガン大学とのコラボレーションは、これで終わることはなく、ミシガン大学北キャンパスのEECSアトリウムおよびBBBアトリウムで2019年9月16日と17日に開催されるSWE/TBP秋のエンジニアリングフェアにも参加する。

SWE/TBP秋のエンジニアリングフェアにおいて、デンソーの代表者は、James&Anne Duderstadtセンターで、ソフトウェアエンジニアリングやサイバーセキュリティ、研究開発、戦略オペレーションなどに関するデンソーのやりがいのあるキャリアに対する洞察を、参加者に提供する。

デンソーは、優秀な人材を引き付けることに加えて、研究機関や新興企業などの新しいコラボレーションパートナーを継続的に探している。

(画像はDensoより)


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