アイシン精機、グループ会社がアメリカのテキサス州シボロ市に生産拠点を新設
2021年9月に生産開始予定
アイシン精機株式会社は、グループ会社のアイシン・エィ・ダブリュ株式会社が、アメリカのテキサス州シボロ市に新たな生産拠点を建設すると発表した。今回進出するテキサス州シボロ市では、「エィ・ダブリュ・テキサス株式会社」(以下、AWテキサス)を設立し、オートマチックトランスミッションやハイブリッドトランスミッションの生産を行う予定。新しい工場の建設に伴い、2023年までの5年間で、約4億ドルを上限とする投資と、約900名の新規雇用を計画している。生産開始は2021年9月の予定である。
AWテキサスは、アイシングループとして、アメリカで3番目のトランスミッション工場となる。
また、テキサス州への新たな進出に伴い、アメリカにおける生産工場「エィ・ダブリュ・テキサス株式会社」と「エィ・ダブリュ・ノースカロライナ株式会社」の統括会社として、「エィ・ダブリュ・ノースアメリカ株式会社」を設立した。
自動車産業のさらなる発展に寄与
テキサス州は、自動車メーカーおよび自動車部品メーカーが多く、今回のテキサス州進出にあたっては、シボロ市と経済開発財団から多大な協力を得ている。同社は、この成長著しいテキサス州における自動車産業のさらなる発展に貢献し、地元に根ざした企業を目指して取り組んでいくとしている。今回の進出にあたり、テキサス州のGregg Abbott知事は、次のように述べた。
「テキサス州は、トヨタやアイシン・エィ・ダブリュのような革新的な企業からの投資により、製造業が盛んな州としての地位を高め続けている。両社がサンアントニオ地域に合計約8億ドルの投資を行うことは、テキサス州の比類ない労働力や、過度な政府規制や税制がない事業環境を作り上げるために州として取り組んできたことを証明するものである。」(プレスリリースより引用)
また、シボロ市市政担当であるRobert T. Herrera氏も、「アイシン・エィ・ダブリュの進出により、地域全体の製造業におけるビジネス環境が改善される。」と語り、同社との長期的な協力関係を歓迎する意向を示した。
(画像はアイシン精機より)
▼外部リンク
アイシン精機株式会社
https://www.aisin.co.jp/news/2019/012040.html