テネコのDRiV、高い費用対効果の高性能アドオンバルブ技術を開発
高い快適性と調整機能を持つストローク依存ダンピング
テネコは、分社後に設立を予定しているアフターマーケットおよびライドパフォーマンス専業企業DRiV Incorporated(以下、DRiV)による費用対効果の高いアドオンバルブ技術が、未来の車両に向けて、快適性、ハンドリング、ライドパフォーマンスを向上させる革新的な方法を模索している自動車メーカーから選ばれていることを報告した。DRiVは、OEメーカー向けに先進的で調整可能なアドオンバルブのシリーズを導入しており、これは、乗用車の幅広いアプリケーションにおいて使用されるパッシブダンパーに、クラス最高の快適性をもたらす。
費用対効果の高い新しいMonroeの「RideRefine SDD(ストローク依存ダンピング)」バルブ技術は、ダンパーのメインバルブと連携して作動し、あらゆる運転条件で高度に洗練された豪華な乗り心地を提供する。
ストローク依存ダンピングは、プラッシュネスと道路分離を改善することで快適性を劇的に向上させ、自動車メーカーが、ハンドリングを最小限に抑えながら毎日の快適性を高めるために車両を調整できる。
メインバルブのバイパスは、オイルをMonroe RideRefine SDDバルブに送り、これによって、小さなストロークの個別に調整可能なダンピングが提供され、振動とハーシュネスを削減される。小さなピストンストロークが完了すると、ダンパーのメインバルブは通常の動作を再開する
DRiVのライドコントロール担当のゼネラルマネージャーであり、グループの副社長であるNeville Rudd氏は、次のように述べた。
「Monroe RideRefine SDDバルブは、従来のダンパーに対して、新たなレベルの快適性と調整機能をもたらしている。ストローク依存ダンピングは、高速道路やその他の比較的滑らかな路面で遭遇する小さな障害物をダンパーが効果的に除去するのに役立つ。さらに、新しいバルブがピストンの下に追加されるため、既存のダンパー設計に簡単に統合できる。」(プレスリリースより引用)
多くのブランドを扱うアフターマーケット会社
DRiVは、従来のパッシブダンパー、およびMonroeインテリジェントサスペンションシリーズの選択性のあるセミアクティブサスペンションを扱う、大手グローバルOE製品とアフターマーケット製品のサプライヤである。テネコからの独立後、DRiVは世界最大のマルチライン、マルチブランドアフターマーケット会社の1つとなり、世界最大のOEライドパフォーマンスおよびブレーキ製品を扱う会社の1つとなる。
DRiVの主要製品ブランドには、Monroe、hlins、Walker、Clevite Elastomers、MOOG、Fel-Pro、Wagner、Ferodo、Championなどが含まれる。DRiVの2018年のプロフォーマ利益は64億ドルで、その収益の54%はアフターマーケットから、46%はオリジナル機器の顧客からである。
(画像はTennecoより)
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