Rheinmetall、新しい電動蒸気ポンプの記録的な受注を発表
新型EVAPの需要が好調
Rheinmetallは、KSGPグループのPierburg GmbHが新しい電動蒸気ポンプ(EVAP)の需要が注文が7億ユーロを超え、9月25日に過去最大の生産となることを発表した。遠心式電気ガスポンプで高性能
Pierburg GmbHは昨年、新しいシステムのEVAPを開発し、販売を開始している。これまでの自動車の蒸気排出制御システムは、燃焼蒸発ガスをキャニスタ内の活性炭に吸着させ、大気に放出されるのを防いでいるが、キャニスタの容量が限られており、空気を定期的に注入しパージ(掃気)する必要があった。
同社の新しいEVAPは、単相モーター式で、一定のスループットで作動する遠心式電気ガスポンプで構成されており、吸気管負圧を利用せずにパージすることが可能だ。
熱抵抗は最新のアクティブ冷却技術によって強化され、耐久性にも優れている。車両のコントロールユニットにシステムの圧力を伝えるセンサーも装備されている。
2026年までに年間350万個を生産
現在、車両の燃焼エンジンからの排出だけでなく、蒸気排出制御システムについても厳しい法的措置が設けられていることから、そのソリューションとして米国、中国などの自動車メーカーがこのEVAPを採用。2026年までの注文を獲得した。同社では、対応する車両分だけで年間最大350万個のEVAPを生産することになり、新製品の記録的な受注だと報告している。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
Rheinmetallのプレスリリース
https://www.rheinmetall-automotive.com/