シェフラー、サウスカロライナ州チェラウの施設の50周年を祝う

エンジンシステム製造コンピテンスセンターに
シェフラーは、サウスカロライナ州チェラウの施設が50周年を迎え、施設の発展と成功、地元コミュニティとの長年にわたる結びつきを強調する記念式典が行われたことを発表した。

式典には、サウスカロライナ州のヘンリー・マクマスター知事、シェフラーの株主であり取締役会長のゲオルグ F.W. シェフラー氏、シェフラーのCEOであるクラウス・ローゼンフェルト氏ら関係者と、多数の招待客が参列し、この施設が、北米のエンジンシステム製造コンピテンスセンターであるという新しい役割を確認した。

ローゼンフェルト氏は、チェラウで50年にわたり製造を行ってきたことを誇りに思うとし、次のように挨拶した。
「アメリカの顧客に近接していることが、我々の中心的な関心事の1つであるため、シェフラーグループが地元での存在感を持つグローバルプレーヤーであることの証明である。地元の製造に加えて、我々は、顧客のニーズを満たすために、地元の研究開発施設を提供している。シェフラーグループは、魅力のある雇用主であることに焦点を置き、人材を見つけて訓練し、保持するために、アメリカでの二重職業訓練に多額の投資を行っている。」(プレスリリースより引用)

新しい機器の装備や従業員の再配置も
シェフラーは今年初め、製造フットプリントを最適化するために、チェラウにエンジンシステム製造コンピテンスセンターを設立する計画を発表した。

既存のチェラウ工場は、世界の自動車メーカーに供給しているワンウエイクラッチアッセンブリに使用されているFRAXベアリングコンポーネントを生産するために拡張されている。

チェラウにおける新しいコンポーネントのローカリゼーションには、新しいスタンピングプレス、熱処理炉、メディアブラスター、組み立てラインが必要であり、また22人の従業員の再配置も求められている。拡張作業は2020年末までに完了する予定である。

シェフラー、オートモティブアメリカのMarc McGrath社長は、チェラウ工場の地域における長い歴史と、シェフラーエンジンコンピテンスセンターの1つとしての明るい未来を祝う喜びを示し、次のように述べた。
「アメリカにおけるシェフラーの歴史は、50年前にこの地で始まったので、チェラウの町と人々は、シェフラーの歴史にとって、津年に特別な場所である。我が社の従業員の献身と忠誠心のおかげで、我々は、製造の卓越性は、『Made in Cheraw』と同義語であることを誇りに思う。」(プレスリリースより引用)

この新しいエンジンシステム製造コンピテンスセンターには、6,500万ドル(2018-2019で4,500万ドル、残りの2,000万ドルは2020年に予定)の投資が行われ、チェラウにあるつの製造工場の1つに、約38,000平方フィートのスペースが追加される。

この施設は現在、様々な自動車メーカーや産業メーカー向けに、各種ベアリング、ローラーフィンガーフォロワー、ローラーロッカーアーム、遊星シャフト、その他の精密部品を生産している。

サウスカロライナの製造業の成長に寄与
マクマスター知事は、シェフラーのチェラウ工場が50周年を迎える祝賀式典に参加できる喜びを示し、次のように述べた。
「サウスカロライナの製造業は素晴らしいペースで成長しており、シェフラーのような長年のパートナーが、この成功の鍵となっている。我々は、シェフラーがチェラウのコミュニティにとって不可欠なものとなったことを喜んでいる。」(プレスリリースより引用)

1960年代以来、シェフラーは、総額10億ドル以上の投資により、サウスカロライナ州への強いコミットメントを示してきた。アメリカ本社はフォートミルにあり、サウスカロライナ州に5つの製造拠点を保有している。

シェフラーのチェラウ施設では現在、約1,700人の現地従業員を雇用しており、この地域で最大の雇用主になっている。シェフラーは、同社の技術サポートの源泉となる、全国的に認められた見習いプログラムを含む、製造業のキャリアを推進するための数多くのイニシアチブを提供している。

(画像はシェフラー ホームページより)


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