ジョンソンコントロールズ、「EnerSys」の買収を検討

世界最大手のバッテリーメーカー「EnerSys」

空調からバッテリーまで、多様な自動車部品の大手サプライヤーであるジョンソンコントロールズが、「EnerSys」の買収を検討しており、交渉を行っていることが明らかとなった。

「EnerSys」は125年にわたりバッテリー業界で事業を行っており、工業用バッテリーの分野で世界最大のメーカーでありマーケターでもある。

同社のバッテリーや、チャージャーなどのエネルギー・アイテムは、航空機製造や安全装置、情報転送や採掘企業などにも利用されている。

バッテリー部門強化でマルチ産業をより発展

現在ジョンソンコントロールズの事業で、最も大きな割合を占めるカーシート部門。同社の年間収益428億ドルのうち、175億ドルを占めている。

利益の薄い自動車市場よりも、より収益の大きなマルチ産業へと移行するジョンソンコントロールズ。自動車の内装事業は、中国Yanfeng社との合弁事業を設立済みだ。バッテリー部門が事業の発展につながると見込み、「EnerSys」に着目した。

ジョンソンコントロールズからのコメントはまだ無いが、買収に関する交渉はまだ初期段階の見込みで、「EnerSys」のCEOジョンD.クレイグは先月、来年3月での辞任を発表している。


▼外部リンク

Thrasher Backer
http://thrasherbacker.com/johnson-controls

ジョンソンコントロールズ
http://www.johnsoncontrols.com/