ベバスト、電気自動車用バッテリーの生産で自動車市場へ参入
バッテリーと独自のシステムに着手
ベバストは9月30日、ドイツで電気自動車用バッテリーの生産を開始したと発表した。これまで培ってきた家電、建築の知識を活かし、自動車市場へ参入する。屋根の建設と熱管理技術を活かして
同社は、電気自動車市場に参入するため、充電ソリューションとバッテリーの開発に着手したのが3年前。その研究・開発の成果が実行に移される。屋根建設とヒーター熱管理の知識、家電製品製造技術などを活かし、複雑な車両へのシステムを実現する。同社は30年以上にわたりルーフシステムという屋根構造を確立し、欧州市場にネットワークを有している。その生産工場を拡張し、2020年始めには同社独自の開発となる車両用バッテリーシステムの製造に着手することになる。
2020年初頭にシステムの製造を開始
マルチ生産ラインには1100万ユーロ、量産前のコンピュータプログラムを検証するプロトタイプ構築やバッテリーのテストを行う実験センターの設立に1800万ユーロを投資している。また新設工場のサイト開設、アルミニウム製のバッテリーシステム用ボックスの製造を開始。バッテリーは、欧州の主要都市に販売していくが、中国市場への参入も準備中だ。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
ベバストのプレスリリース
https://www.webasto-group.com/