デンソー、インドネシアで保冷配送サービスにおける実証実験を開始

東南アジアでの保冷配送サービスを検証
デンソーは9月30日、グローバルモビリティサービス(Global Mobility Service:GMS)社と協同で、インドネシアでの冷蔵庫配送サービスの実証実験を開始すると発表。需要の高まる冷凍冷蔵庫車の品質向上と普及に貢献する。

冷凍冷蔵車の需要と質の向上
東南アジアでは経済の成長、電子商取引の普及、食の多様化などから、商業施設や一般家庭に生鮮食品を配送する冷凍冷蔵車の需要が高まっている。

現地で課題となっている、「サービスの質向上」と「食品の安全性」に取り組むため、同社はインドネシアで保冷輸送サービスの実証実験を行うことになった。

同社の小型冷凍機を搭載した保冷トラックをドライバーに貸し出し、生鮮・冷凍食品の配送業務を実施してもらう。保冷輸送のニーズやドライバーの収益などを調査し、その有効性を検証するというものだ。

運用しやすいローン返済を支援
同社はまた、新興国の商用車ビジネスの開発・拡大のためGMSに出資。FinTech事業で独自の車ローンシステムの活用を促進し、事業運営とサービス改善の両方を支援する。将来的な輸送ビジネスの機会創出と、ドライバーなど物流の人材需要につなげていく。

(画像は写真ACより)


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デンソーのプレスリリース
https://www.denso.com/