タチエス、メキシコに続き米国で自動車用環境試験室を新設
シートテスト環境試験室
タチエスは10月2日、米国でのシートテスト機能を強化するため、ミシガン州ファーミントンヒルズに2つの環境試験室を設立したと発表。エアバッグシステムのテストエリアに続き、車の安全性に取り組んでいる。幅広い環境条件を提供
環境試験室はウォークインタイプのチャンバーで、いずれも温度、湿度、温度変化率を組み合わせた様々な環境を作ることが可能。温度はマイナス73度から180度、湿度は20%から95%までの広範囲に対応している。同施設では、メキシコの施設で採用・追加した最新型のGサーボ式スレッドを使用する。シート機能を強化するための一連の取り組みとして行われているものだ。
自動車の衝突における全面、背面、側面などの外部衝撃の状態を、高度にシミュレーションできるシステムとなっている。
最新のチャンバーで車の安全を
これにより、新設された試験室で顧客に広範囲な条件でのテストを提供できるようになる。同社はまた、最近エアバッグに関する環境試験室のカメラ、照明、表示システムなど関連機器を最新のものにし、テストエリアの再構成を行っている。車の安全環境整備に貢献している。
(画像はタチエスの公式ホームページより)
▼外部リンク
タチエスのプレスリリース
https://www.tachi-s.com/