ZF、マヒンドラ・レーシング・フォーミュラEチームのオフィシャルパートナーに

電動パワートレインの提供
10月4日、ZFは、「AAB FIAフォーミュラE選手権」2020/2021シーズンにおいて、「マヒンドラ・レーシング・フォーミュラEチーム」のオフィシャルパートナーになり、パワートレインを供給すると発表した。

「AAB FIAフォーミュラE選手権」は、化石燃料を使用しない電気自動車のフォーミュラカーによるレースである。同社は、マヒンドラ・レーシング(インド)と共に、2020/2021シーズン向け電動パワートレインの開発に取り組み始めている。なお、初回のベンチテスト(台上試験)およびテストドライブは来年に実施される予定となっている。

また、マヒンドラ・レーシングとのオフィシャルパートナーシップの締結に伴い、「ヴェンチュリー・フォーミュラEチーム」とのテクニカルパートナーシップは終了する。

成功が見込まれる提携
ZFは、電気モーターに加えて、シングルギア、高効率なトランスミッション・パワーエレクトロニクスの開発を進め、モータースポーツ用アプリケーション向けに設計する。

6年目となる2019/2020シーズン(2019年11月開幕)では、シャーシ開発における専門知識をもってマヒンドラ・レーシングを支援し、ショックアブソーバーやエンジニアリングサービスを提供する。

ZF最高経営責任者のヴォルフ=ヘニング・シャイダー(Wolf-Henning Scheider)氏は、ZFにとって、フォーミュラE選手権は未来のeモビリティ向けドライブトレインソリューションの品質・性能を示す最高の舞台であり、これまでシーズンを越えて専門知識・技術の持ち越しはないと述べる。

また、インドは重要な成長市場であり、それゆえ、マヒンドラ・レーシングとの提携は成功が期待されるとコメントする。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

ZF プレスリリース
https://press.zf.com/releases/release_11651.html