ZF、都市バス向けトランスミッションシステム「EcoLife」次世代を発表

「EcoLife」の次世代
10月8日、ZFは、都市バス向けトランスミッションシステム「EcoLife」の最新世代「EcoLife 2」を発表した。

「EcoLife」は、路線・長距離バス向けの高効率6速オートマチック・トランスミッションシステムである。「EcoLife」に技術的な改良が加えられ、「EcoLife 2」は10%軽量化し、効率性・頑強性は向上した。

効率的かつ堅牢なパワーシフトトランスミッション
「EcoLife 2」における最大の改良点は、燃料効率、全モデルバリアント向けストップスタート機能、摩耗の低減である。

第二世代となる「EcoLife 2」では、第一世代の「EcoLife」に比べ、燃料消費量は最大3%削減され、排ガス低減を実現する。また、ストップ-スタート(アイドリングストップ)機能が搭載され、最適化された冷却機能のコンセプトにより摩擦は低減される。最大入力トルク2000 Nmで静かに引き離すとスムーズなギアシフトが可能になる。

バス・コーチ事業向けのアクスル・トランスミッションシステム事業部長のアンドレアス・グロスル(Andreas Grossl)氏は、今もなお、従来のICE駆動バスは、公共交通システムにおいて、都市および長距離バスの中心的なコンポーネントであり、排ガス低減と燃料効率の向上が重要になると説明する。

また、市場が、高性能かつ高いレベルの快適性を求めた結果、「EcoLife 2」の開発に至ったとコメントしている。ZFは、「EcoLife 2」において、例えば、シフト品質の改善などをもって快適性レベルを高めた。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

ZF
https://press.zf.com/releases/release_11783.html