オートリブ、ITS世界会議でエレクトロニック・ホライズン・モジュールを発表

市場導入に向けて
オートリブは、フランスのボルドーで開催された第22回ITS世界会議において、見通しできない道路状況や情報を提供する安全と効率のシステムである、エレクトロニック・ホライズン・モジュールの市場導入を発表した。

エレクトロニック・ホライズン・モジュールの導入は、7月にオートリブがMACOMを買収したことによる、直接的な利益といえる。

様々なデータを組み合わせて利用
エレクトロニック・ホライズンは、安全とエネルギー効率の特性を識別するために、デジタル地図データベース「GNSS(GPS)」、正確な車両位置を示す慣性センサー、ソフトウェアアルゴリズムから、選択された道路データ特性を利用するものだ。

これらは、車両前方の道路の予測状況を提供するために組み合わされており、オートリブの実装で、クレジットカードサイズのモジュールで、自動車の安全性仕様を充足するように設計され、他の車載システムから独立して動作することとなった。

オートリブ・アクティブセーフティの社長であるStefan Kroenung氏は次のように言った。
「この革新的な製品は、自動車業界のための世界クラスの安全ソリューションに対するオートリブのコミットメントの一例を示しています。我が社が導入したエレクトロニック・ホライズンは、業界をリードするアクティブセーフティセンサーのポートフォリオを完璧に拡張したものといえます。」(プレスリリースより引用)

自動運転車両に対する安全ソリューション
スタンドアローンのエレクトロニック・ホライズン・モジュールは、低コストの自動車メーカーの車両における実装のために設計されている。

モジュールは、増分した地図を更新するための、クラウドコンピューティングとの有線および無線の車両インターフェースを含む、将来に向けた車両のニーズと互換性があり、顧客に特化したアプリケーションにデータを供給することが可能。

オートリブは、ITS世界会議における展示で、これらの高度な機能を実証している。

GPS/ホライズン・ソリューションのマネージングディレクターである、スコット・ニスト氏は次のように述べた。
「我々のホライズン・モジュールは、より多くの命を救うために役立つオートリブのソリューションです。アクティブセーフティシステム市場区分が急速に拡大することにより、自動化された車両の出現が近接していることや、正確な位置および水平線データは、オンボードセンサーやシステムが適切に反応するように、前方の道路に関する重要な予測状況を提供するために不可欠なものです。」(プレスリリースより引用)



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