HELLAのスマートワークライトシステム、システム&コンポーネントトロフィーを獲得

設置が簡単で、安全性や快適性が向上
HELLAは、同社の「スマートワークライトシステム」が、DLG(ドイツ農業振興協会)賞のエンジニアが選ぶシステム&コンポーネントトロフィーを獲得したことを発表した。

HELLAが農業用および建設用車両向けに開発した新しい照明システムは、モジュール式設計で設置が簡単であるだけでなく、電力消費と光によるスモッグが低減されている。

個々のワークライトとLEDは、ワイヤリングハーネスなしで個別に制御できるため、特定の作業や運転状況に対して、初めて個別に対処できるようになった。実際に、これは、農業用および建設用車両を使用する際の労働安全性の大幅な向上を意味するとともに、機械オペレーターの快適性も大幅に向上する。

HELLAの革新的な照明システムによって、顧客は、新しいワイヤリングハーネスや既存のワイヤリングハーネスを変更せずに、車両インテリジェンスを使用してワークライトを制御できる。特許出願中の新しいHELLAゲートウェイは、CAN-BUSやLIN-BUSを使用して、機械の既存ユーザーインターフェースと通信し、HELLAのワークライトにコマンドを送信する。

これにより、メーカーは、車両のアーキテクチャを変更することなく、オプションの照明パッケージを提供することができる。これは、新しい開発でも、個別に制御する必要があるワークライトグループや個々のワークライトのために、個別の回路やワイヤリングハーネスを提供する必要がないことを意味し、アーキテクチャが大幅に簡素化される。

ドライバーに最適な光を自動的に供給
オブジェクト認識と組み合わせて、システムは、多くの新しいユースケースも開く。光は、検出された人や物体に明確に反応するために使用できる。たとえば、光標準センサーを使用すると、個々のセグメントを個別に暗くすることで、ほこりや付着物に起因するドライバーの自己眩惑を最小限に抑えることができる。

視線追跡カメラによって、ドライバーの視線方向を追って、ドライバーへの光を自動的に最適な状態に調整することが可能である。

「視線」は、常に完全に照らされ、視野の残りの部分は暗くなる。エネルギー消費と光によるスモッグも、需要に応じて使用される照明リソースによって大幅に削減することができる。これにより、夜行性動物の邪魔にならず、自然生態系のバランスが保たれる。

エンジニアが選ぶシステム&コンポーネントトロフィーの授賞式は、2019年11月10日、ハノーファーにあるシステム&コンポーネント、フューチャーラウンジで開催される。

完成品を評価するアグリテクニカ賞とは対照的に、この賞は、部品メーカーを対象としている。アグリテクニカに出展する農業エンジニアリング会社の開発エンジニアである審査員が、オンライン投票により上位3社を決定する。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

HELLA Press Releases
https://www.hella.com/