ジヤトコ、新開発の小型FF車用CVTを中国で生産

中国の広州で生産を開始
自動車用変速機のサプライヤーであるジヤトコは、新型の小型FF車用の変速機「Jatco CVT7 W/R」を日産自動車と共同で開発したと発表した。

この「Jatco CVT7 W/R」は、2015年8月にジヤトコの中国の広州に拠点を置くジヤトコ(広州)自動変速機有限公司で生産を開始する計画であり、10月より中国市場で発売される、日産自動車のニューモデルである「LANNIA(ラニア、中国名:藍鳥)」に搭載される予定である。
燃費とドライブ性能を向上
今回開発した「Jatco CVT7 W/R」は、新開発のCVTベルトを採用すると同時に、プーリーを改良することで変速比幅をCVTとしては世界最大となる8.7に拡大するとともに、改良型小型オイルポンプを採用することでフリクションを低減し燃費性能の向上も実現。

また、「Jatco CVT7 W/R」は、ジヤトコが2009年に発売した「Jatco CVT7」をベースにしており、発進スリップ制御やDステップ制御などの新技術を採用することで、ドライビングの性能を大幅に向上している。

この新型CVT変速機は、日産自動車が新たに開発した環境技術エンジン向けの変速機であり、大幅に燃費とドライビング性能を向上することが期待されている。


▼外部リンク

ジヤトコ ニュースリリース
http://www.jatco.co.jp