ジェイテクト、モロッコにステアリング部品の工場を開設

モロッコ初の生産拠点
自動車部品の大手サプライヤーであるジェイテクトは10月16日、北アフリカのモロッコにおいて「ジェイテクト・オートモーティブ・モロッコ(以下、JAMO)」と同社のグループ会社である富士機工の生産拠点「Fuji Autotech Morocco(以下、FAMO)」の工場が完成したと発表した。

2019年10月9日にJAMO敷地内で行われた開所式には、ジェイテクト常務取締役の松岡浩史氏、JTEKT EUROPEの最高執行責任者であるフランシス・フォルタン氏、富士機工の取締役社長である大村秀一氏、またモロッコ政府とタンジェメッド特別庁の関係者、在モロッコ日本大使など多くの関係者が出席した。

欧州自動車メーカー向けに供給
JAMOはアフリカ市場において年間30万台の電動パワーステアリング(以下、EPS)生産を目指しており、ジェイテクトはEPSのサプライヤーとして製品技術を高めると同時に、グローバルでの生産対応力の強化を図っていく方針である。

JAMOとFAMOは、ジェイテクトが日本や欧州で培ってきたEPSの技術と生産に関する知見を活用することで、モロッコや北アフリカ市場を中心とした新たなEPSの供給戦略拠点と位置づけられている。

ジェイテクトグループは、欧州自動車メーカーの生産規模が拡大されているモロッコにおいて、そのニーズへの対応と製品の供給を行うため、2017年9月にJAMOを設立、また2018年9月にFAMOを設立している。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

ジェイテクト プレスリリース
https://www.jtekt.co.jp/