豊田合成、オーストラリアでの自動車部品生産から撤退
自動車メーカーの撤退が原因
大手自動車部品サプライヤーである豊田合成は13日、オーストラリアの南オーストラリア州に拠点を置くグループ会社Toyoda Gosei Australia Pty. Ltd.(以下、TGAU)における自動車部品の生産から撤退すると発表した。豊田合成の社長である宮﨑直樹氏は、自動車メーカーの生産事業からの撤退に伴い、豊田合成も厳しい決断をする結果となったが、工場設立以来76年間、また豊田合成の資本参加から19年間にわたり、オーストラリアでの事業活動に携わった従業員と地域社会の人々には感謝していると語った。
従業員の再就職支援は実施
TGAUの生産品目は、自動車用のハンドル、運転席エアバッグ等のセーフティシステム製品、ウェザストリップ等などのオートモーティブシーリング製品、インストルメントパネル構成部品等の内外装部品となっており、生産の終了時期については、今後、部品供給先の自動車メーカーと協議のうえ撤退時期に合わせて終了する予定である。TGAUは1996年11月に1,800万豪ドルを投資して豊田合成が資本参加することにより設立された。現在の従業員数は150人となっているが、解雇される従業員の再就職支援などのサポートは実施するとしている。
▼外部リンク
豊田合成 プレスリリース
http://www.toyoda-gosei.co.jp