ビステオン、メキシコのケレタロにテクニカルセンターを新設

先進コクピットエレクトロニクス製品を開発
ビステオンは、メキシコのケレタロにエンジニアリングセンターを新しく開設した。

このビステオン・ケレタロ・テクニカルセンター(VTCQ)には、北米にある自動車メーカー向けの先進コクピットエレクトロニクス製品の開発を担当する、高度なスキルを持ったソフトウェア・ハードウェア・機械のエンジニアが働いている。

これらの製品には、デジタル計器クラスター、インフォテイメント&情報ディスプレイ、そして、コネクテッドと自動運転のための新しい技術を含んでいる。

新しいエンジニアリングセンターは、数百万ドルの投資を反映して、ミシガン州のバンビューレンタウンシップにある、ビステオンのグローバル本社とテクニカルセンターを補完する。

6,000平方メートルの広さを持つ世界クラスのエンジニアリングセンターは、2階分の共同作業スペース、4階分の地下駐車場、ジム、屋外テラス、敷地内カフェテリアなどの設備がある。

また、この施設は、1年以内に、フルキャパシティである約600人の従業員を雇用する予定である。ビステオンの高度なスキルを持つ従業員は、フォード、フィアット・クライスラー、ゼネラルモーターズ、日産、ホンダなど北米の顧客の成長をサポートする。

製品開発担当の社長であるMatt Cole氏は、次のように述べた。
「ビステオンの包括的なプラットフォームは、コスト効率を高めるために、実績のあるスケーラブルなハードウェアとソフトウェアソリューションを活用し、北米の顧客の成長につながった。この成長をサポートするために、ケレタロ工場の従業員は、ユーザー体験とアクティブセーフティを再定義する、最先端の技術を開発しサポートする。」(プレスリリースより引用)


さらにテストを行うラボも新設
ビステオンは、完全なテクノロジー施設を作り上げ、ケレタロでの存在感をさらに拡大する計画である。同社は、VTCQから数分のオフィススペースを取得し、これを独自の実験棟に変換する。

ラボは、振動、環境、EMC(電磁適合性)のテストをサポートし、最大で20のテストチャンバーを備えた、完全に機能する、DV/PV認定テストラボとなる。

2,175平方メートルのラボには35人のエンジニアと技術者がおり、最大70人のエンジニア用に460平方メートルの中2階スペースもある。新しいラボの建設は、2020年の前半に完了する予定である。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

Visteon Press Releases
https://www.visteon.com/