シェフラー、自動車技術会のモビリティ会議でeモビリティソリューションを紹介
重要な効率改善と高度な電化コンセプトなどを発表
シェフラーは、10月29日からミシガン州ノバイで開催されるアメリカ自動車技術会(SAE)イノベーションのモビリティ会議に参加することを発表した。イベントでは、技術的なトピックについて発表を行い、パネルディスカッションに参加する。
シェフラーアメリカのCTOであるJeff Hemphill氏は、次のように述べた。
「技術のリーダーとして、我が社の目標は、イノベーションへの情熱と最高水準の品質を組み合わせ、先進のeモビリティソリューションを表すモビリティの未来を形成することである。自動車業界は、これまでになかった課題に直面している。顧客のパートナーとして、我々は、重要な効率改善と高度な電化コンセプトにより、今日の課題の解決に役立っている。」(プレスリリースより引用)
そして、シェフラーのeモビリティ・プログラムマネージャーであるNick Johnson氏は、10月29日に、「シェフラーP2システムとその先、eモビリティソリューション用のモジュール化を可能にする」と題した発表を行う。
Johnson氏は、セッションにおいて、シェフラーがフォードモーターと協力し、シェフラーP2システムモジュラーハイブリッドトランスミッションを活用して、フォードエクスプローラーとリンカーンアビエイターの完全電気自動車とプラグインハイブリッドの発売に成功したことについて説明した。
また、シェフラーがどのようにポートフォリオを継続的に構築し、顧客のパッケージングとeモビリティの課題に対するソリューションを提供するかについても共有する。
都市モビリティや未来の車両コンセプトにも言及
さらに、「都市ベースモビリティの新しいコンセプト」というテーマのパネルディスカッションも行われ、シェフラーのイノベーション担当ディレクターであるPhilip George氏が、同社のSpaceDrive、BioHybrid、People Mover/eCornerソリューションの運転者、混雑緩和、環境の持続可能性、安全性などについて強調する。パネルでは、従来の車両所有モデルの代替案、関連する規則、都市全体の輸送に向けた基準とビジネスモデルについて議論する予定である。
その他、ホイールハブドライブ担当のマネージャーであるSebastian Wielgos氏は、シェフラーの電動ホイールハブドライブが車両設計のパラダイムをどのように変えたかを説明する。電気モーター・トランスミッション・ブレーキをホイールに統合することにより、未来の車両コンセプトに様々な新しい可能性をもたらした。
SAEは、過去の8つのイベントからプログラミングと、新しい話題の技術を提供し、モビリティ会議で包括的なイノベーションを生み出している。
このイベントでは、代替および電動パワートレイン、新しい軽量素材、自動化および自律走行車、スマートシティイニシアチブなど、モビリティセクター全体を調査し、カスタマイズ可能な学習およびネットワーク体験を提供する。
(画像はSchaefflerより)
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Schaeffler Press Releases(PR Newswire)
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