イートン、大型商用電気自動車向けに4速トランスミッションを発売

大型商用電気自動車向けのトランスミッション
10月23日、イートンは、大型商用電気自動車向けに最新の4速EVトランスミッションを発売し、北米、中国、ヨーロッパにおいてピックアップ・デリバリー・ポートドレージを含むセグメントの高まる需要を満たすと発表した。

最新の4速EVトランスミッションは、クラス7~8の商用車向けに設計された。現在、主要なOEMによるテスト段階にあり、2022年の販売が見込まれる。

高まる市場需要に対応
eモビリティ事業シニア・バイス・プレジデントのスコット・アダムス(Scott Adams)氏は、たとえ最大積載量であっても、電気バス・トラックは高低差に対応し、猛スピードで走行する必要もあり、EVトランスミッションの追加によってモーターの範囲は拡大されると述べる。

これまで、大型車両では最高速度での高効率、発進および低速でのトルク増加が問題となっていたが、大型4速EVトランスミッションでは、より小さく、低コストのモーターにて高低差におけるパフォーマンス、高速道路の法定速度での効率性は向上する。

ヘリカルギヤ(はすば歯車)は円滑かつ低騒音運転が実現され、トランスミッションコントロールユニットはバッテリーレンジおよび寿命を拡大し、迅速な変速と最大効率をもたらす。

また、4速EVギアボックスは、従来の製品とは異なり、クラッチがなく、シフトがトラクションモーターを使用して同期される。従来の内燃機関のギアボックスと比べ、より高速にて運転できる。ギアは、電気モーター性能に応じて最適化され、最大効率の出力曲線を描く。

(画像はプレスリリースより)


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