メリトール、ブラジルにて商用電気自動車の共同開発

電気デリバリートラックの提供
10月29日、メリトールは、VWCO(Volkswagen Caminhões e Ônibus)のeコンソーシアムに参加し、ブラジルにて商用電気自動車の共同開発を行うと発表した。eOptimized gearing付きメリトール製ドライブアクスル「12X drive axle」を搭載した11トンの電気トラック「e-Delivery」を2020年にブラジルにて販売予定としている。

VWCOは、フォルクスワーゲンブランドの大型トラック・バスを製造する。VWCOのeコンソーシアムは世界最大規模の電化プロジェクトであり、サプライヤー6社(ボッシュ、寧徳時代新能源科技(CATL)、モウラ、セミコン、シーメンス、エレトラ)が参加する。

メリトール製アクスル搭載
VWCOは、eコンソーシアムを通して、ブラジルの飲料企業「Cervejaria Ambev(アンベブ)」に対して、2023年までにメリトール製アクスル搭載「e-Delivery」1600台(企業所有トラックのうち3分の1の台数)を提供する計画である。

当初、トラックには「12X drive axle」が搭載予定であったが、エレクトリックパワートレイン「12Xe electric powertrain」も採用された。「12Xe powertrain」は北米にて利用可能であり、「e-Delivery」などクラス4および5アプリケーションにおける電気ソリューションを拡大する。

メリトール シニア・バイス・プレジデント兼グローバルトラック社長のクリス・ヴィラヴァラヤン(Chris Villavarayan)氏は、eコンソーシアムの参加により、VWCOとの長期に亘る戦略的パートナーシップが拡大され、電気ソリューションに対する需要増加を受け、eコンソーシアムは現在および未来の商用車向け先端技術の開発を目指すと述べる。

メリトール製電子コンポーネントの組み立て開始に伴い、2020年10月には、「e-Delivery」生産工場の一部が既に修正され、「e-Delivery」をはじめとしたクラス4~6に活用される電子ソリューションを拡大する。

(画像はプレスリリースより)


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