ボッシュの若手AI研究者アワード!アルゴリズム開発の研究員を評価

強化学習の研究者が受賞
ボッシュは10月29日、the Bosch AI Young Researcher Award(ボッシュ・若手AI研究者アワード)を発表。バルセロナのポンペウ・ファブラ大学のNeu博士で、人工知能の強化学習アルゴリズム(RL)の基礎研究が評価された。

バンディット問題に取り組む
同社は、人工知能の優れた業績を持つ科学者をサポートすることを目的に、毎年同アワードを開催。ヨーロッパの学会や産業界の有識者が審査し、AIの関連性、科学的品質、確信性などの基準に沿って評価している。

今年の受賞を果たしたNeu博士は34歳。ブダペスト工科大学で博士号を取得、その後フランスのデジタル化学研究所等を経て、現在はスペインの大学以外に、チューリッヒのGoogle Brainの客員研究員として活躍している。

博士の研究は強化学習の中でも、複数のアームと呼ばれる候補から、最も良いものを逐次的に探す「バンディット問題」に焦点を当てている。

堅牢なアルゴリズムの追求へ
博士はAIの手法を一般化するために、RLの基礎となる理論と組み立てを追求し、実践に近づける研究を行っている。

これが解決できれば、信頼性の高い堅牢なアルゴリズムが開発され、特に高度に自動化された自動車、金融取引システム、電力グリッドなどに活用できる。

アワードで博士は50,000ユーロを獲得。研究チームや活動の拡充としての資金にすると述べている。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

ボッシュのプレスリリース
https://www.bosch-presse.de/