デーナ、大手中型トラックメーカーにeパワートレインシステムを供給
eパワートレインの供給
10月28日、デーナは、北米大手の商用車メーカーとはパートナーシップ契約を締結し、来年初めより中型車両向けのeパワートレインシステムを供給すると発表した。新たなトラックは、パワートレイン技術「Spicer Electrified」が特徴であり、2021年初めに公道走行が可能になる見込みである。また、パートナーシップ契約締結とは別に、北米商用車ショー「North American Commercial Vehicle Show(NACV)」(10月28~31日、米ジョージア州アトランタで開催)では、大手中型トラックメーカー2社との新たなエレクトリックパワートレイン(eパワートレイン)開発プロジェクトが確約された。
完全なeパワートレインシステム
eパワートレインシステムは、顧客のシャーシに適合させて設計・統合される。3年プログラムであり、2020年第2四半期にメーカーから注文可能な車両をもって、デーナでは約2億ドルの販売増加が見込まれる。ダイレクトドライブシステムとして構成され、モーターを使用し、デーナ製アクスルおよびドライブシャフトに動力を供給する。
電化システムの収益拡大
デーナは、電動車両の開発プラットフォームにおいて、トラックメーカーと提携する。電動車両の開発プラットフォームにはデーナ製TM4 SUMO HPモーターが組み込まれる。高電圧アプリケーションに最適であり、モーターはハイブリッド車およびバッテリー式電気自動車向けに開発された。商用車ドライブラインテクノロジー社長のマルクス・ウォレス(Mark Wallace)氏は、商用電気自動車インテグレーターであるNordresaの買収により、デーナはクリーンなeパワートレインの開発・統合が可能になり、高効率かつ低コスト製品を提供できると述べる。
新たな車両プログラムは、完全なeパワートレイン製品、機能・性能に活用され、顧客に対してエンドツーエンドのターンキー電気システムを提供できることを示すと補足する。
(画像はプレスリリースより)
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