デンソー、ラスベガスのAAPEXで電子検査ツール「VehicleMRI」を展示
アンドロイドモバイルにより利用可能
デンソーの系列会社のDENSO Products and Services Americas、Inc.は、11月5日から7日までラスベガスで開催された2019自動車アフターマーケット国際見本市(AAPEX)で、電子検査ツール「VehicleMRI」を展示した。コンパクトな車両インターフェースデバイスであるVehicleMRIは、アンドロイドスマートフォンとタブレットのモバイルアプリと互換性があり、技術者が車両を迅速かつ正確に検査し、性能の悪い部品を特定して、顧客に予測メンテナンス計画を示すことができる。
DENSO Products and Services Americas、コネクティッドサービス担当シニアマネージャーであるHiroshi Yanone氏は、次のように述べた。
「アンドロイドモバイルデバイスのユーザーにVehicleMRIを提供することによって、技術者と顧客の両方の時間とお金を節約することができる。アンドロイドモバイルプラットフォームは、モバイルオペレーティングシステムに関しては、業界のリーダーであり、そのため、技術者は、これまで以上にすばやく問題を特定し、顧客と迅速かつ効率的に通信することができる。」(プレスリリースより引用)
VehicleMRIは、先進技術とハイテクなソフトウェアを組み合わせた強力なツールであることから、技術者は、顧客の自動車や軽トラックの状態をチェックしトラッキングする検査プロセスを合理化できる。
ますます洗練される電子システムによって動かされる業界において、VehicleMRIにより、技術者は目視検査を超えて、どの電子システムが正常に機能しているかを示す完全なレポートを数分で作成することが可能となる。
問題点を予測分析、情報を顧客と共有
検査には、エンジン警告灯や他のダッシュボード警告ライトの原因を検出することに加えて、車両バッテリーのクランキング電圧のチェック、期限を過ぎたソフトウェアの識別、安全リコールの表示が含まれる。VehicleMRIは、将来の走行距離状況でサービスまたは交換が必要になる可能性がある部品とセンサーにフラグを立てるための予測分析を組み込んでいる。それにより、顧客は、車両がまだテンポにある間にどのように進めるか、また、問題が大きくなりコストがかかるようになる前の、問題が小さいうちに対処するための時期などに関する診断を知ることができる。
VehicleMRIによって、技術者は、電子メールや印刷物、テキストによって、レポートを顧客と共有することができ、今後の比較のために各レポートを保存できる。
そして、VehicleMRIモバイルアプリは、無料でアップデートでき、技術者は、車両にプラグを差し込んだ時に、部品番号とアプリケーションに関する最新情報を入手できる。
VehicleMRIは、手頃な価格のツールであり、On-Board Diagnostics IIに準拠した、アメリカで販売されている国産車と外国製車両、および小型トラックで使用できる。
(画像はプレスリリースより)
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Denso Press Releases(PR Newswire)
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