ボッシュ、BASFと共同開発センター設立・農業のデジタル化をサポート
農業デジタルソリューションへの協力
ボッシュは、欧州最大規模の化学工業会社BASFの農業デジタルソリューション分野に協力し、共同研究開発センターを設立したと11月7日に発表。市場参画に向けた取り組みを行っている。雑草だけに除草するスマートスプレーの開発
BASFが展開するファーミング・デジタルプラットフォーム「xarvio」は、農業用の様々なプロセスで行われる意思決定や作物品質のサポートなどを行っている。ボッシュは2016年から、ソリューションの1つである除草剤散布技術、スマートスプレー・プロジェクトに共同で取り組んでおり、カメラセンサーテクノロジー、画像処理とパターン認識、制御ユニット、システムの接続などに関わっている。
スマートスプレーは、広大な農園での除草作業において、的を絞った除草を行う自動噴射システムだ。
センサーからで雑草のあるエリアを分析、雑草と作物を識別し除草する。スキャン、識別、噴射は数ミリ単位の処理が行われるため、効率的で無駄のない作業が行える。
市場参入は2021年を予定
欧州、南北アメリカで行われたフィールドトライアルは良好な結果を示したことから、両社は共同開発センターを設立してチームと専門知識を集約。2021年の市場投入に向け、開発を続けている。(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
ボッシュのプレスリリース
https://www.bosch-presse.de/