ベバスト、アグリテクニカで電化と温度管理のソリューションを展示
顧客のニーズに対応するソリューション
ベバストは、ハノーファーで開催された2019アグリテクニカにおいて、農業エンジニアリング業界向けの革新的な製品ポートフォリオを展示した。展示会のテーマ「アドバンストソリューションパートナー」の下、ベバストは、車両モデルに基づく農業機械市場の電化に向けた包括的なソリューション、および、サーモシステムのさらなる開発について紹介した。
同社が紹介したコア要素の1つとして、有益なモジュラー設計を備えたCV標準バッテリーシステムがある。これは、少量でもベバスト品質のコスト効率の高いソリューションを提供するもので、これにより、内燃エンジンからeモビリティへの簡単な変換も可能になる。
対応する車両インターフェースボックス(VIB)は、ユーザー定義のシステム構成とプログラミングのために、バッテリーシステムと車両の間のインターフェースとして機能する。さらに、関連するバッテリー温度管理システム(eBTM)は、中央温度制御モジュールとして作動し、バッテリー性能と寿命を最適化する。
モジュラー式でスケーラブルなバッテリーシステム、VIB、eBTMの組み合わせによって、顧客それぞれの要件に対応する個々のソリューションが保証される。
快適な車内温度とバッテリーの予熱も
ベバストは、電気自動車とハイブリッド車両のために、実証済みの高電圧ヒーター(HVH)も提供している。HVHは、95%という一定の効率で、キャビン内を快適な温度にし、バッテリーを予熱する。また、統合ネットワーク機能と追加のデジタル機能を備えたインテリジェントなCharging Solution Webasto Liveは、eモビリティのポートフォリオを補完する。
これはタイプ2のコネクター付きで、11kWと22kWの充電電力を備えている。そして、先進の4Gモデムと、LANおよびWLANのインターフェースのおかげで、複数のウォールボックスを接続でき、ダイナミックな負荷管理が可能となる。
厳しい農業環境に適応する冷暖房ソリューション
ベバストは、カスタマイズされたサーモシステムにより、様々な気候帯や極端な作業条件における運用など、農業用車両の厳しい課題に対応している。アグリテクニカ2019で紹介された製品の1つに、農業機械のために理想的な空調を提供する「HVAC SP80」がある。
これは、非常にスリムなデザインのおかげで、ヘッドルームや視界を制限することなく、快適な車内温度を提供するとともに、メーカーによる既存の制御および電動インフラストラクチャーに簡単に統合できる。また、7kWの冷暖房能力を備えている。
さらに、ベバストは、コンパクトで軽量、最大で海抜3,500メートルの自動高度補正、Thermo Top Pro 120/150を備えた高性能暖房システムを提供している。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
Webasto Press Releases
https://www.webasto-group.com/