デーナ、フェントとのアクスル共同開発契約を拡大
共同エンジニアリング契約の拡大
11月11日、デーナは、トラクターメーカーのフェントと締結する共同エンジニアリング契約を拡大すると発表した。これまで、2社は、過去3年以上に亘って、大型トラクターのフェント900バリオシリーズ向けに独立式サスペンデッド・アクスル「Spicer 980 independent suspended axle」の共同開発を行ってきた。今回の拡大により、フェント900バリオトラクターの新シリーズも共同開発範囲に含まれた。
新シリーズの成功に向けて
「Spicer 980」アクスルは、独立式のフロントサスペンションであり、ボディの振動による影響を受けない。アクスルの上下動は約20cmとなり、地面との接地に安定性が生まれ、不均一な地形で安定性とトラクションを得られる。一方、フェント900バリオトラクターの新シリーズ(エンジン出力296~415HP、218~305kW)は、フェントトラクター管理システム(TMS)、フェント無段階バリオドライブ連続可変トランスミッション(CVT)により、燃料効率、稼働時間、農業上の利点が過去最高となった。
なお、新シリーズのうち、フェント942バリオトラクターが最も大型である。「Agritechnica 2019」(11月10~16日、ドイツ・ハノーバーで開催)に出展され、11月11日には「Tractor of the Year 2020」を受賞した。
フェント副社長兼Fendt EMEブランド責任者のピーター・ジョセフ・パッフェン(Peter-Josef Paffen)氏は、フェントトラクター向けの高度な駆動技術の開発において、デーナは、長期に亘り、信頼できる業務提携者であり、フェント900バリオトラクター新シリーズの持続的な成功が期待できると述べる。
(画像はプレスリリースより)
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