HELLA、リレー事業を中国のHongfaに売却

2019年末までに取り引きを完了
HELLAは、同社のリレー事業を中国のリレーメーカーであるHongfaに売却することを発表した。

これは、電気自動車および自動運転に関する主要な市場動向に沿って、同社がエレクトロニクス事業の調整を強化したことによる。昨年度、HELLAはこの事業分野で4,300万ユーロの売り上げを達成している。

この取り引きは、中国の廈門市にあるHELLA傘下の企業2社による開発と生産活動を一致させることである。取り引きは、今年の終わりまでに完了する予定で、取り引き価格は1,000万ユーロの見込み。これにより約280人の従業員がHongfaに異動することとなる。

Eモビリティと自動運転に関する業務に集中
HELLAのCEOであるRolf Breidenbach博士は、次のように述べた。
「今後数年間、我々は自動車業界における将来の中心的なトピックに、より集中したいと考えている。我々は、これらのトピックを主にEモビリティおよび自動運転に関するものであると見込んでいる。そのため、我が社のリレー事業をさらに発展させることができる経験豊富なHongfaをパートナーとすることを嬉しく思う。」(プレスリリースより引用)

一方、HongfaグループのGuo Manjin会長は、次のように説明した。
「HELLAのリレー事業を買収することにより我が社は、世界有数のリレーメーカーとしての市場での地位を拡大することができる。この取り引きによって、確立された市場とリレー分野におけるHELLA製品の利点を保証するとともに、これらを我が社独自の管理と専門知識および35年以上のリレー事業に関する技術と経験に組み合わせることができる。」(プレスリリースより引用)

Hongfaはリレーの世界最大サプライヤーの1つであり、2018年には約12億ユーロの総売上高を達成している。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

HELLA Press Releases
https://www.hella.com/