オートリブ、乗員同士の衝突を防ぐフロントセンターエアバッグを開発

側面衝突事故時に致命的な負傷を防ぐ
オートリブは、側面衝突事故時に命を救うように設計された、新しいフロントセンターエアバッグを開発したことを発表した。

エアバッグは、ユタ州のオグデンにあるテクニカルセンターにおいて、11月19日に開催された同社のキャピタルマーケットデーで展示された。

頭部は、道路に衝突した際に最も頻繁に負傷する身体部位の1つであり、被害者に長期的で致命的な影響をもたらす可能性がある。反対側からの側面衝突の場合、乗員は、車の内装、あるいは助手席の乗員に衝突し、頭部や胸部を負傷する可能性がある。

これらの負傷から保護する機能を改善するために、ユーロNCAPは、2020年1月1日から、格付けプログラムに反対側壁荷重ケースを導入した。

ドライバーと助手席の間のインボードシートに内蔵
オートリブの新しいフロントセンターエアバッグは、ドライバーと内装、または、ドライバーと乗員の衝突を回避するのに役立つ。エアバッグを内蔵したインボードシートは、ドライバーと助手席の乗員との間のスペースに装備されている。そして、側面衝突時の衝撃からドライバーを保護するとともに、頭部や肩、胸部に外傷を負うリスクを低減する。

オートリブ、開発担当副社長であるScott Dershem氏は、次のように述べた。
「研究により、フロントセンターエアバッグは、乗員同士の衝突による負傷を最大80%削減できることが示されている。助手席に誰もいない場合、エアバッグは、反対側壁からドライバーを保護する能力を強化する。これは、世界中の道路において、命を救い負傷を防ぐことに対するオートリブのコミットメントを強調する技術革新である。」(プレスリリースより引用)

オートリブのフロントセンターエアバッグは、2020年に、19の車種で導入される予定である。

(画像はプレスリリースより)


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