KOITOのヘッドランプ、CES 2020のイノベーション・アワードを獲得
KOITO、CESイノベーション・アワード初受賞
小糸製作所は、米国で開催された「CES 2020(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー)」において、同社のヘッドランプシステムが、CESのイノベーション・アワードを受賞したと11月14日に発表した。LEDライトの回転とスキャンを組み合わせて
「CES2020 Innovation Awards」は、世界規模で行われている電子機器見本市。そのアワードで、同社開発の車両のヘッドランプシステム「BladeScan ADB(ブレードスキャン ADB)」が初受賞を果たしたと報告。これは、2つのブレードミラーに12個のLEDライトチップを照射させる。レンズを通してライトのチップを遮光(スキャン)させながら、ブレードミラーが高速で回転することで、300個のLEDライトを使用するのと同じくらいの配光を行うことに成功した。
前方約56メートル先まで明るく
従来のヘッドライトシステムの照射は前方約32メートルまでだったのに対し、今回は約56メートル。側面も、車両の際まで明るくなり、車両周辺のシェーディングゾーンを最小限に抑えることができる。これにより前方の車両、対向車などがよく見えるほか、歩行者などが横切るときも早期に確認できるようになる。
同社では、今回の受賞で喜びを表明し、今後も安全のために技術開発を行っていくと意欲を示している。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
小糸製作所のプレスリリース
https://www.koito.co.jp/