ZF、臥龍電気集団と電気モーターの合弁会社を設立

合弁会社の設立
11月19日、ZFは、中国大手モーターメーカーである臥龍電気集団(Wolong Electric Group Co Ltd)との提携を拡大し、合弁会社設立契約書に調印したと発表した。

臥龍電気集団は、中国市場において電気モーターおよびコンポーネントの主要サプライヤーである。臥龍電気集団とのパートナーシップ関係により、ZFの製品ポートフォリオを高め、電気駆動システムにおける競争力の更なる強化が実現する。

中国市場における競争力強化
2社は、中国浙江省上虞(じょうぐ、シャンユウ)にて、合弁会社「Wolong ZF Automotive E Motors Co Ltd」を立ち上げる。合弁会社では、ZFドライブラインシステムをはじめ、市場向けの電気モーターおよびコンポーネントを生産する。

合弁会社を通して中国市場への最適な参入機会が得られ、共同購入の可能性を活用し、将来の事業に焦点を当てる。2025年までには、2000人以上の従業員を雇用する見込みである。

また、合弁会社は、臥龍電気集団から、ハイブリッド車・電気自動車向け電気モーターおよびコンポーネントの大口の大量生産契約を獲得している。電化ドライブラインは、CO2(二酸化炭素)排出量の削減に大きな効果をもたらす。

ZFは、中国企業との業務提携を深めることにより新たな合弁会社を設立でき、中国への投資コミットメントが実現される。また、中国の電動および持続可能なモビリティ市場に大きく関与できる。

ZF eモビリティ事業部長のイェルク・グローテンドルスト(Jörg Grotendorst)氏は、ZFがeモビリティ戦略を更に強化させるうえで、臥龍電気集団とのパートナーシップ関係は非常に大きなステップとなると述べる。

合弁会社をもってサブコンポーネントを含む電気モーターのバリューチェーンは拡大し、中国市場の顧客およびサプライヤーにアクセスする機会が増すと強調する。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

ZF
https://press.zf.com/releases/release_13122.html