Plastic Omnium、高圧水素タンクの開発で大口契約と国際認証を獲得
700バール加圧水素タンクで成功
Plastic Omniumは、高圧水素タンクの開発を行っており、最近ドイツのメーカーから大口注文を獲得。11月21日、その成果と平行して、乗用車用の加圧水素タンクの認証を受けたと発表した。国際規格であるR134認証を取得
今回の大口契約は、700バールの加圧水素貯蔵タンクで、乗用車向けに設置される。現時点でこの分野における、欧州最大規模のプロジェクトとなった。また、このタンクはR134認証を取得。高圧水素タンク規制の最も厳しい仕様を保証する国際規格で、現在350バールタンク、天然ガス自動車用タンク(CNGタンク)についても、規格認証の申請が進行中だ。
同社は、高圧複合プラスチックタンクの分野で4年以上にわたり研究を続けており、今回の各タンクの成果は、これまでの技術とノウハウを集約した結果だと報告している。
クリーンモビリティをリードする
今後の戦略として同社は、中国とブリュッセルに新しい研究開発センターを設置し、パイロットカーボンフィラメントワインディング技術を研究する。また2020年には、ベルギーのタンク生産工場に、水素タンクの専用生産ラインも設置する予定だ。ロンドンのAPベンチャーズからの投資も受けており、クリーンモビリティ分野での地位確立に着実に取り組んでいる。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
Plastic Omniumのプレスリリース
https://plasticomnium.com/