マグナ、未来のモビリティに向けたMagna Global Bold Perspective Awardを決定

過密化する都市の課題に対処する自律走行車
マグナインターナショナル(以下、マグナ)は、同社が主催する未来のモビリティに向けたインスピレーションを与えるデザインを評価するMagna Global Bold Perspective Awardで、アートセンター・カレッジ・オブ・デザインのZehao West Zhang氏による都市移動者のための自律走行車を最優秀賞に決定した。

このコンテストは、Foose Design社のChip Foose氏、Harley-Davidson Motor CompanyのBrad Richards氏、Pixar Animation StudiosのJay Shuster氏、マグナのLarry Erickson氏など、デザイン業界の有力者により審査されたもので、授賞者は、カーデザインニュースLAフォーラムで開催されたLAオートショーの間に発表された。

受賞したZehao West Zhang氏は、現在カリフォルニア州南パサデナにあるGeely Designのデザイナーとなっており、「マグナが主催するコンテストは、若いデザイナーがデザインスキルを向上させ、実行したことを業界に示す良い方法であるので、我々にとって重要である。」とコメントしている。

Zhang氏のミニバンサイズのコンセプトカーは、創造性と走行性を中心に展開されたもの。ユーザーが1日に9時間車両を予約し、夜間には、バッテリー充電に加えて、ランドリー・シャワー・トイレ設備へのアクセスを提供する「リビングポート」に接続することを想定している。

未来のデザイナーのデザインスキル向上を支援
マグナ、エクステリアデザイングループのグローバルディレクターであるLarry Erickson氏は、この受賞に対し、次のように述べた。
「Zhang氏の配慮のあるコンセプトは、人間が非常に個別化されているコンセプトを作りながら、過密化する都市の増大するニーズに対処し、20年から30年間で車両がどのようになるかをデザインする課題に取り組んでいた。」(プレスリリースより引用)

また、マグナ、エクステリア担当の社長であるGrahame Burrow氏は、次のように説明する。
「我が社が、車両デザイン、材料、機能の面で先行していることを示す新製品を開発する際に、これらのコンセプトは考えるべき思慮深くて創造的なソリューションを提供する。これは、我々が、Magna Global Bold Perspective Awardのようなイニシアチブを通して、未来のデザイナーをサポートすることに専心していることを示している。」(プレスリリースより引用)

その他の受賞者として、ロンドン、コベントリー大学のJake Lockyer氏は、車に乗る人が文化的や精神的、知的な経験を希望する時に、経験できる場所で停車を計画する自律型車両「Project Andarta」が評価された。

中国、遼寧省にある大連理工大学のBolin Sun氏とGong Jinyun氏は、伝統的な凧作りからインスピレーションを得た未来的なデザイン「Swifter」により受賞している。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

Magna International Press Releases
https://www.magna.com/