ベントラー、流通部門の売却が完了
企業のパフォーマンスを継続的に強化
ベントラーは、自動車事業への注力を強化することを発表していたが、11月29日に、同社流通部門のVan Leeuwen Pipe and Tubeグループへの売却が完了したことを報告した。ベントラーグループのCEOであるRalf Göttel氏は、次のように述べた。
「パフォーマンスを継続的に強化し、ポートフォリオとビジネスプロセスを改善することが、我が社の文化の一部である。これにより、顧客に向けてカスタマイズされたソリューションを開発し、激しい競争環境で成功することができる。Van Leeuwen Pipe and Tubeグループは、この取り引きの理想的なパートナーであり、ベントラーの流通部門を引き継ぐための完璧な設備を持っている。」(プレスリリースより引用)
ベントラーの流通部門の売却は、自動車事業への注力を強めることを背景に実行された。自動車業界の主要なグローバルパートナーとして、ベントラーは、一流のエンジニアリングと、金属成形と加工能力を提供する。
あらゆる車両に搭載されている幅広い製品
ベントラーが持つ中心的な技術能力には、チューブの製造・成形・接合・押し出し・組み立て、物流などがある。そして、自動車事業の強化により、顧客は、開発や生産から組み立てまで、バリューチェーン全体に沿った包括的な車両に関するノウハウから恩恵を受けることとなる。ベントラーの製品は世界中のほぼすべての車に搭載されており、製品ポートフォリオには、エアバッグ、アクスル用チューブ、シャーシ・ホワイトボディ・エンジン・排気用途向け部品やモジュールから、エレクトロモビリティシステムソリューションなどモジュール式の将来に向けた技術までが含まれている。
Ralf Göttel氏は、流通部門の従業員の貢献によって、顧客のためにカスタマイズされたソリューションを開発、作成することが実現した、と感謝の意を表した。
(画像はプレスリリースより)
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Benteler Press Releases
https://www.benteler.com/