ボルグワーナー、高電圧ヘアピン146モーターを電気モーター製品に導入
HVH146モーターの導入
ボルグワーナーは、新たな高電圧ヘアピン(HVH)146モーターを導入し、電気モーター製品を拡大すると発表した。2020年前半より、主要なOEMに対して、ハイブリッド普通乗用車向けモーターの生産が開始される予定である。146モーターは特許取得済みの多用途HVHシリーズに追加され、モーターアッセンブリおよびローター/ステータアッセンブリとして提供される。
クリーンかつ高性能な推進システム
HVHシリーズのモーターはデザインによる柔軟性があり、多様なコンフィギュレーション(車両レイアウトおよび大まかなプロポーション)と拡張性のある出力・トルクを実現する。HVH 146モーターは、永久磁石内蔵型電気モーターであり、ハイブリッド電気自動車において、従来のオルタネーターが搭載される位置でのベルト駆動組み込みに最適である。
エンジン前部に取り付けられ、高張力ベルトシステムを介して高出力にて稼働でき、回転数は上限16500rpmまで上げられる。ストップ/スタート(アイドリングストップ)機能、ブレーキ・惰行時におけるバッテリーパックの回生充電としても使用可能となる。
また、コンパクトなパッケージでありながら、精密成形の配線方式が採用され、効率・出力密度は高められる。最高出力35kW、最高トルク65Nmが可能となる。ピーク効率95%が実現し、クリーンな補助電力にてドライビングレンジ(充電1回あたりの走行可能距離)を拡大させる。
パワードライブシステムズ社長兼ジェネラルマネージャーのステファン・デメール(Stefan Demmerle)博士は、クリーンかつ高性能な推進システムのリーダーとして、業界を牽引する出力・トルク密度を提供する、強力な電気モーターの包括的ポートフォリオを構築していくと述べる。
HVH146モーターは、最先端かつ高効率で、環境に配慮した技術に対するニーズを含め、顧客ニーズと同時に政府の規制基準を満たすと補足する。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
BorgWarner
https://www.borgwarner.com/