ボッシュ、サンノゼで自律走行のライドヘイリングプロジェクトを開始

自律走行のライドヘイリングプロジェクト
12月9日、ボッシュは、米カリフォルニア州サンノゼにて、メルセデス・ベンツと共に遂行しているオンデマンド配車サービス(ライドヘイリング・ライドシェアサービス)の試験的提供が次段階に入ったと発表した。

アプリベースのオンデマンド配車サービス向けパイロットプロジェクトには、メルセデス・ベンツSクラスベースの自動運転車が用いられ、現在、シリコンバレーの中心地であるサンノゼにて、特定のユーザーグループを限定に運用が開始されている。

自動運転レベル4・5の実現に向けて
自動運転車には、ボッシュとメルセデス・ベンツ2社のドライビングシステムおよびソフトウェアが搭載される。セーフティードライバーによる監視のもと自律走行し、西サンノゼから市街地に掛けてシャトルサービスを展開する。

ボッシュとメルセデス・ベンツは、自律走行のライドヘイリングプロジェクトを通して、自動運転の更なる開発に価値ある、付加的な洞察を与えられ、SAE(Society of Automotive Engineers)が定める自動運転レベル4(高度運転自動)およびレベル5(完全自動運転)が実現されると期待する。

アプリによる配車予約
2017年半ば、サンノゼは、米国で初めて、企業に対して、市内の公道における自動運転車の実地試験を許可した都市である。道路交通の改善に取り組み続け、今回のパイロットプロジェクトを通して都市インフラに貢献し、道路交通安全の向上、環境影響・交通流量の改善を目指す。

配車サービスの試験運用段階に入り、ボッシュおよびメルセデス・ベンツのパートナーであるダイムラーは、フリートプラットフォームの開発・試験段階に入った。フリートプラットフォームにより、メルセデス・ベンツのセルフドライビングとサービスポートフォリオをシームレスに統合できる。

また、配車サービスにはダイムラーが開発したアプリが使用され、特定の乗車地から降車地まで、自動運転シャトルの利用予約ができる見込みである。

(画像はプレスリリースより)


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