矢崎総業、北中米とヨーロッパの事業強化にOpenText Business Networkを導入
サプライチェーン運用の相乗効果を期待
矢崎総業は、エンタープライズ情報管理(EIM)のグローバルリーダーであるOpenTextから、北米と中米、ヨーロッパの顧客およびサプライヤーとのデジタルコラボレーションを統合するために、OpenText Business Networkを導入した。大手自動車サプライヤーである矢崎総業は、世界中の主要自動車メーカーに向けて、車両電源とデータソリューションを研究・開発・提供している。
同社は、OpenText Business NetworkのTrading Grid Messaging Service(Trading Grid)として選ばれ、2つの重要な地域において、サプライチェーン運用の相乗効果を図り、顧客により良いサービスを提供することとなる。
矢崎総業は、OpenTextを使用して、業界最大のB2Bクラウドネットワークである80万を超える取引パートナーの事前接続されたOpenTextコミュニティにアクセスすることにより、顧客とサプライヤーのオンボーディングを推進する。
自動プロビジョニングは、プラットフォームに新しい取引パートナーを追加するのに要する時間を大幅に短縮し、セルフサービスとモバイル機能によりパートナーが簡単に接続し協力することができる。
矢崎ノースアメリカのIT担当責任者であるRyan Spencer氏は、同社が適切な製品を適切なタイミングと適切な量で提供すること、および顧客と長期的なコラボレーションを促進することによって、事業を構築してきたことに言及し、次のように説明した。
「我が社はアメリカとヨーロッパにおける事業の相乗効果を計画するにあたり、取引パートナーのエコシステム間におけるシームレスなデジタルコミュニケーションを確実にするために、OpenText Business Networkを選択した。OpenTextのTrading Gridによって、クラウドを介して顧客を安全で簡単に統合することができ、2つの地域のあらゆる顧客へ効果的なデジタル経験を拡大することが可能となる。」(PR Newswireより引用)
シームレスなデジタルコミュニケーション
一方、OpenTextの上級副社長兼最高製品責任者であるMuhi Majzoub氏は、次のように述べた。「OpenTextは、矢崎総業のような企業がクラウドベースのビジネスネットワークを開発し、顧客の能力を向上させビジネスの成長を加速するのに役立つ。我々は、人々やシステム、物を統合して、情報の途切れない流れを促進、プロセスを合理化するとともに、企業が情報の優位性を達成できるように新しい見識を提供する。」(PR Newswireより引用)
OpenText Business Networkは、矢崎総業に対して、企業の接続性のために必要な包括的なデジタルプラットフォームとリアルタイムのビジネスの可視性を提供し、顧客と取引パートナーシステム、内部システム、クラウドアプリケーション、デバイスの拡大するネットワーク全体でプロセスを強化する。
そして、矢崎総業はOpenTextのTrading Gridを使用して、120以上の製造・流通・企業の拠点と、北中米およびヨーロッパの顧客とサプライヤー数百社との間の通信とドキュメント交換を統合しサポートする。
(画像は矢崎総業ホームページより)
▼外部リンク
Open Text Corporationのプレスリリース(PR Newswire)
https://www.prnewswire.com/
矢崎総業株式会社
https://www.yazaki-group.com/