ヴァレオ、フランス中国委員会2019Innovation AwardsのR&D賞を獲得
夜間道路におけるドライバーの視認性を強化
ヴァレオは、12月16日、パリのフランス企業運動(MEDEF)の本社で行われた2019Innovation Awards for Franco-Chinese Teamsの授賞式で、同社の高解像度LEDスマート照明ソリューション「PictureBeam Monolithic」テクノロジーが評価されR&D賞を受賞した。ヴァレオの「PictureBeam Monolithic」テクノロジーは単一の照明モジュールから道路を4,000ピクセルで投影することができ、最適な視野のために非常に広範な光線を生成し、これまでに利用可能な最高のアンチグレア機能を提供している。
自動車照明システムの世界的リーダーであるヴァレオによるこの新しい技術によって、ドライバーは、夜間に道路上の歩行者や自転車走行者、物体を認識する能力が向上する。例えば、車両のカメラが歩行者を検出した場合、照明システムは自動的に周囲を照らし、視認性を強化して歩行者を見ることができる。
PictureBeam Monolithicは、道路標識を作成できる機能を持つため運転支援機能も提供する。ヘッドランプは道路の様々なカーブをトレースするためなどに使用することができ、安全性と運転の快適性を向上させる。
この革新的な技術は、2022年から市場で利用可能となる予定である。
Innovation Awards for Franco-Chinese Teamsは、フランス中国委員会が主催し、フランス政府経済・財務省、高等教育研究開発省、在フランス中国商工会議が後援するもので、大学・企業・研究所などフランス・中国二文化チームによって開発された革新的な合弁事業の卓越性を評価して賞を授与するもの。
審査は、フランス国立科学研究センター(CNRS)が主導して行われる。
研究開発に注力し革新的な製品を提供
2018年に、ヴァレオの研究開発費用は20億7,300万ユーロを計上しており、これはグループのオリジナル機器販売高の13%である。ヴァレオは59の研究開発センターを保有し、11万3,000人の従業員のうちの約2万人がエンジニアである。グループが成長する原動力はイノベーションであり、2018年には、総受注量の53%が革新的な製品(3年前には存在していない製品)となっている。
2018年、ヴァレオは3年連続でフランス産業財産権庁の工業所有権ランキングで1位となった。
2017年には年間で1,110件、2018年には1,355件の特許が公開され、フランスで最も革新的な企業としての地位を確立している。
さらに、2018年に世界18ヶ国で784件の特許が公開され、3年連続で欧州特許庁のトップ特許出願者となっている。
(画像はValeoより)
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Valeo Press Releases
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