小糸製作所、インドの子会社IJLを完全子会社化

インドにおける自動車市場の継続的な成長に対応
株式会社小糸製作所は、12月23日開催の取締役会において、インドの子会社INDIA JAPAN LIGHTING PRIVATE LIMITED(以下、IJL)の株式を取得し、完全子会社化することを決定した。

IJL は、インドのモータリゼーションの成長に対応するため、1997年に、現地パートナーである Lucas TVS Limited(以下、L-TVS 社)とともに自動車照明機器の製造・販売を目的として設立された。

そして、さらに長期的な自動車市場の成長が見込まれるインドにおいて、同社単独の事業展開によりIJL の収益拡大と、同社グループの中長期的な成長に寄与すると判断したことから、今般L-TVS 社グループの所有するIJL の株式を引き受け、完全子会社化することとなったもの。

また、IJL は、増資により財政基盤の強化も図っていく。

グローバルに製品開発および生産
小糸製作所は1915年創業時のフレネルレンズから鉄道用照明器などを手掛け、その後、自動車用照明器に進出、モータリゼーションの発展とともに事業を拡大してきた。そして、事業拡大に伴い、製品の開発・生産も日本だけでなく、北米・欧州・中国・アジアとグローバルに展開している。

今後とも、自動車産業のグローバル化はさらに進展し、ボーダーレスな企業間競争は激しさを一層増すことが予測されている。

同社は、2019年だけでも、3月にPT. INDONESIA KOITOの工場拡張、6月にイスラエルのBrightWay Vision Ltdへの資本参加、7月にNorth American Lighting Mexico, S.A. de C.V.の工場拡張、8月にKIホールディングス株式会社を完全子会社化、そして、今回のIJL完全子会社化を実現している。

(画像は株式会社小糸製作所より)


▼外部リンク

株式会社小糸製作所
https://www.koito.co.jp/