ビステオン、「Aion LX」向け「SmartCore(TM)ドメインコントローラー」を発売
「SmartCore(TM)ドメインコントローラー」最新版の発売
1月8日、ビステオンは、中国のインターネット関連企業テンセント(騰訊)と共に、中国の電気自動車(EV)メーカー「広汽新能源汽車(GAC NE:GACニューエナジー・オートモービル)」の新型電気自動車「Aion LX」向けの「SmartCore(TM)ドメインコントローラー」を発売すると発表した。テンセントのTAI自動車インテリジェントシステムおよび「Aion LX」向けの第3世代「Snapdragon Automotive Cockpit Platform」が統合され、2020年初期の発売が見込まれる。
広汽新能源汽車(GAC NE)は新エネルギー車(NEV)メーカーであり、中国大手の自動車メーカーである広州汽車集団(GAC)に属する。また、ビステオンは、「CES2019」にて、テンセントと技術提携を締結し、広州汽車の研究開発部門「GAC R&Dセンター」向けにインテリジェントコックピットを共同開発すると発表している。
次世代のコックピットシステム
ビステオン製「SmartCore(TM)ドメインコントローラー」は、業界で初めてQualcomm(クアルコム)の第3世代「Snapdragon Automotive Cockpit Platform」を搭載したコックピットドメインコントローラーとなる。インストルメント・クラスタ(運転者の正面に配置される制御パネル)、車載インフォテインメント(インフォメーション(情報)とエンターテインメント(娯楽)を提供するシステム)などエレクトロニックコントロールユニット(ECU:電子制御ユニット)を統合している。電子制御ユニットの統合により、車両重量、消費電力の軽減が実現される。
ビステオン社長兼最高経営責任者のサチン・ロワンデ(Sachin Lawande)氏は、コックピットドメインコントローラー分野におけるリーダーシップ、テンセントと広州汽車との技術提携により、「Aion LX」向けのインテリジェントなコックピットの開発が成功したと述べる。
なお、「Aion LX」向けの「SmartCore(TM)ドメインコントローラー」は「CES2020(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー)」(1月7~10日、米ラスベガス)に出展され、ビステオン、テンセント、広州汽車3社による共同ブースにて紹介された。
(画像はプレスリリースより)
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