Rheinmetall傘下のKS HUAYU AluTech、eモビリティ製品などをコア事業に

高性能バッテリー用のキャストハウジングを開発
Rheinmetall Automotiveは、同社傘下のKS HUAYU AluTechがコア事業を拡大し、構造部品とeモビリティ製品を追加したことを発表した。

2016年以降、同社は、Cセグメント市場のバッテリー駆動車両用プロジェクトに関して、大手ドイツOEMと協力している。

OEMは完全電化のドライブライン用に開発された新しいプラットフォームに投資を行い、KS HUAYU AluTechは、バッテリー容量と車両レンジを希望通りに拡大できるバッテリー用のキャストハウジングを開発、車両は2018年8月に量産に入っている。

ダイキャストハウジングは、ネッカーズルムにある本社において、現在、特別に作られたダイキャストショップでインストールされた4,400トンの閉鎖力を持つ最新の大規模ダイキャスターで生産されている。また、構造部品は、新しい機械加工工場で仕上げの製作が行われる。

ハウジングは、表面を研磨し耐圧性のテストを行った後に下請け業者に送られ、そこで、陰極浸漬塗装が行われる。これは、腐食を防ぐために、部品を導電性の水性塗料に浸水させてコーティングする電気化学プロセスである。

新しい特別な鋳造プロセスで高い生産能力を発揮
同社はまた、他の主要なOEMと共同で、ハニカム水冷構造を備えたアルミニウム製の電気モーターハウジングを開発した。これは、ネッカーズルムでプロトタイプ化された低圧砂型鋳造コアパッケージという新しい鋳造プロセスを使用している。

そして、このプロセスと生産施設は、中国、広東の合弁会社であるHASCO KSPG Nonferrous Components Co. Ltd.に引き継がれている。

KS HUAYU AluTechは、このように、工場間のグローバルな協力における専門知識を実証し、プロジェクトは国際的な環境で成功している。

中国における現地生産は順調にスタートしており、フル稼動で最大12万個という生産能力を示している。こうした点が評価され、HASCO KSPG Nonferrous Componentsは、上海で行われた第11回国際自動車会議において、Automotive Technology Innovation賞を受賞した。

(画像はプレスリリースより)


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